12人の騎士―ナイツ―が、円卓を囲むかのように文字盤上に並べられるナイツ オブ ザ ラウンド テーブル。
アーサー王の「円卓の騎士」をオマージュするという、前代未聞のタイムピースですが、2013年以降、シリーズ化しているのはさすがロジェデュブイですね。
このマイクロ彫刻のピンクゴールド製騎士らは手作業で製造されているとブランドが語る通り、非常に精密な造りであることに驚かされます。
そんな伝説的なコレクションに、センタートゥールビヨンモデルが2022年、追加されました!
ナイツ オブ ザ ラウントテーブルというコンセプトだけでも素晴らしいのに、特殊コンプリケーションを併せて搭載させるところに、ロジェデュブイというブランドの実力を思い知ります。
出典:https://www.rogerdubuis.com/
もっともロジェデュブイにとって、トゥールビヨンは非常に馴染み深いコンプリケーションと言えます。過去、フライングトゥールビヨン,果てはダブルフライングトゥールビヨンなども手掛けてきました。
2020年新作エクスカリバーに搭載されるのは、センタートゥールビヨン(MT;モノトゥールビヨン)です。騎士らに囲まれた巨大なキャリッジが回転する様は、さぞ圧巻でしょう。
トゥールビヨンから連なる騎士らの円卓は、完璧なセンター合わせで回転するサファイアディスクのマーカー、および8層の装飾を構成するムラノガラスで作成されているとのことです。ムラノガラスとは、ベネチアングラスのこと。イタリア ヴェネツィアのムラーノ島で培われた技術で、様々な色調を帯びるそのガラスは、世界中で愛好家が少なくありません。
この伝説を実現したのは、手巻きムーブメントCal.RD115。ただ奇抜なだけでなく、厳格なジュネーブシールを獲得しており、機械式時計として超一流であることをも示唆しています。
丁寧に作り込まれ、仕上げられた外装が、このムーブメントをいっそうの高みへと昇華していますね。
なお、カーフレザーストラップが搭載されており、クイックリリースシステムによってユーザー自身が容易に交換可能な仕様となっております。