2022年タグホイヤー新作モデルを発表

タグホイヤーの基幹コレクション・カレラから、これまでの同社のコレクションからはもちろん、時計市場でも初めて目にするような、絶大なインパクトを持つ2022年新作モデルが発表されました。その名も「カレラ プラズマ」です。

タグ・ホイヤー

目に飛び込んでくるカレラは、ツーカウンターに6時位置はトゥールビヨンと、2017年に発表されたコンプリケーションモデルを踏襲しています。しかしながら、その文字盤の斬新なこと!さらにリューズとケース・インデックスの随所にダイヤモンドがあしらわれており、いったいどんな製法でこのような意匠になったのかと息を呑むばかりです。

この「製法」がどうも、当新作の肝のようです。タグホイヤー曰く、ラボ・グロウン・ダイヤモンド事業に参入した、と!

ラボ・グロウン・ダイヤモンドは合成ダイヤモンドのことです。

一般的にタグホイヤー コピーは何億年という長きにわたって地球内部のマントルで生成され、マグマとともに地上に噴出することによって地表で採鉱することができる、と考えられています。しかしながら近年では、人工的に炭素を用いて同条件を作り上げ、組成させる合成ダイヤモンドがポピュラーとなりつつあります。

合成ダイヤモンド自体は1950年代から既に実現されており、主に工業用途で使われてきました。当時はジュエリー用途があまり多くなかったのは、宝石質としてハイグレードのダイヤモンドを生成する技術が確立していなかったためです。

しかしながら近年では、無色透明からカラーダイヤモンドまでと、多彩な美しい個体の生成に成功。2018年にはダイヤモンドの大手デビアスが自ら合成ダイヤモンド専門ブランドを立ち上げるほどまでになりました。

タグホイヤーでは、そんな合成ダイヤモンドと伝統的な時計製造技術を融合させるため、LusixやCapsoul,Diamaze Microtechnology SAと提携しました。

pinterest.jp/nuliba2014/

このDiamaze Microtechnology SAというスイス企業では合成ダイヤモンドの特性を利用し、任意のカラーやカット,プロポーションを提供する、とのこと。天然ダイヤモンドだと所望の個体を見つけるまでに時間がかかるものですが、Diamaze Microtechnology SAの技術力によって、ある程度の制御が可能ということなのでしょう。

なお、合成ダイヤモンドの生成手法は1950年代から用いられているHPHT法(高圧高温法)がポピュラーですが、タグホイヤーの新作カレラの合成ダイヤモンドに用いられているのはプラズマCVD法(化学蒸着法)です。タグホイヤーでは独自に「Diamant d’Avant-Garde」と呼んでいるようです。

※タグホイヤーのTAGはテクニック・アヴァンギャルド(Techniques d’Avant Garde)の略であるため、ブランドの理念となぞらえたのでしょう。タグホイヤーのカレラ プラズマの公式サイトにはその製法の一端が解説されていました。

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